遺品整理・生前整理の費用相場は？間取り別一覧表と安く抑える3つのコツ

遺品整理・生前整理の費用相場は、荷物の量や部屋の間取りによって大きく変動しますが、一般的には1Kで3万円〜、3LDK以上で20万円〜が目安です。

この金額には人件費、車両費、不用品の処分費が含まれており、現場の状況やオプションの有無で最終的な見積もりが決まります。

この記事では、最新の相場表に基づき、追加料金を防ぐためのポイントと費用を最小限に抑える具体的な方法を詳しく解説します。

【一覧表】遺品整理・生前整理の費用相場（間取り別）

【一覧表】遺品整理・生前整理の費用相場（間取り別）

※荷物の量、現場の階数、駐車環境、不用品の処分量によって金額は変動します

間取り別の費用相場は、1K・1DKで30,000円〜100,000円、1LDK・2DKで70,000円〜200,000円、2LDK・3DKで120,000円〜300,000円程度です。

3LDK以上の広さや一軒家の場合は200,000円〜600,000円以上になることもあり、作業人数が増えるほど人件費が加算される仕組みになっています。

また、生前整理は遺品整理よりも時間的余裕があるため、計画的に進めることで遺品整理の相場より1割〜2割程度安く収まるケースも少なくありません。

表に記載された金額はあくまで最低ラインの目安であり、廃棄する家電の数や特殊な大型家具の有無によって変動することを頭に入れて置いてください。

費用を左右する3つのポイント

1つ目は費用の変動に最も影響を与えるのが「不用品の量」であり、トラックの積載量が増えるほど処分手数料と車両運搬費が正比例して高くなります。

2つ目は現場の作業環境で、エレベーターのないマンションの高層階や、トラックが横付けできない狭い路地などは追加の人件費が発生します。

3つ目は特殊作業の有無も関係してきて、孤独死に伴う特殊清掃や消臭作業、仏壇の供養、エアコン取り外しなどのオプションは別途費用が加算されます。

これら3つのポイントを事前に業者へ正しく伝えることで、訪問見積もり時との実際の金額の誤差を防ぎ、適正な価格での契約が可能になります。

遺品整理と生前整理の費用の違いは？

遺品整理は家族が急な状況で依頼することが多く、短期間での完了が求められるため、業者に全てを任せるスタイルになり費用が高くなる傾向があります。

一方で生前整理は、本人が存命中に判断を下せるため、売却するものと処分するものを時間をかけて選別でき、作業の手間を大幅に削減できます。

また、生前整理では自治体の粗大ゴミ回収を数ヶ月かけて段階的に利用できるため、民間業者の処分費用を抑えることがしやすいのがメリット。

最終的な総額は似通うこともありますが、意思決定の主体が本人か遺族かによって、作業の効率性と納得感、そしてコストパフォーマンスに差が出ます。

費用を安く抑えるための3つのコツ

最も効果的な節約術は「相見積もり」であり、少なくとも3社から詳細な内訳を含む見積書を取得して、サービス内容と価格のバランスを比較することです。

2つ目は「事前仕分け」で、可燃ゴミや資源ゴミなど、自治体のゴミ収集に出せるものは自分たちで処分しておくだけで業者に払う処分費をカットできます。

3つ目は「買取対応業者の選定」で、骨董品や比較的新しい家電、ブランド品などをその場で買い取ってもらい、作業費用と相殺する方法が非常に有効です。

これらを実行することで、当初の見積もりから数万円単位で費用を削減できる可能性があり、結果として質の高いサービスを低価格で受けられます。

まとめ

いかがでしたか？

遺品整理や生前整理の費用を抑える最大の鍵は、早めの準備と信頼できる業者への相見積もりを徹底することにあります。

まずは今回紹介した間取り別の相場表を基準にして、自分の状況に合った適正なプランを複数の会社から提案してもらいましょう。

納得のいく価格で大切な品々を整理することは、心の整理にも繋がり、未来へ向けた前向きな一歩を後押ししてくれるはずです。

高島 和希

株式会社みらいネットワーク 代表取締役

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三島在住20年以上の地元大好きな人。
不用品回収や遺品整理をメインに行う、便利屋さんのような会社を運営しています。
地域密着だからこそわかる、静岡県のいろいろな情報を配信していきますので、良かったら仲良くしてください。