何から始める？遺品整理・生前整理を始めるための5ステップ

遺品整理や生前整理でお困りの方へ

そんな方のために遺品整理・生前整理を始めるためのステップを5つ紹介していきます。

遺品整理業界10年程携わってきた業者が、プロの視点を交えて分かりやすく解説！

それでは最後まで読んでみてください。

はじめに

膨大な荷物を前に「どこから手をつければいいのか」と途方に暮れてしまう遺品整理や生前整理は、心身ともに大きな負担がかかるものです。

大切なのは一度にすべてを終わらせようとせず、まずは正しい手順を知り、小さなスペースから一歩ずつ進めていく心の余裕を持つことにあります。

本記事では、後悔しないための「心の準備」から、効率的な仕分け方、そして専門業者を頼るべきタイミングまで、具体的なステップに分けて解説していきます。

この記事を読み終える頃には、整理を通じてもやもやしていた気持ちが整理され、前向きな気持ちで新しい生活への準備をスタートできるはずです。

遺品整理・生前整理を始めるための5ステップ

早速、無理なく進めるための具体的な5ステップを解説していきますね！

【ステップ1】心の準備とスケジュールの決定

遺品整理や生前整理を成功させる鍵は、無理な計画を立てず「いつまでに、どの部屋を終えるか」という大まかな目標を家族で共有することから始まります。

生前整理の場合は「これからの人生を楽しむための整理」と前向きに捉え、遺品整理の場合は親族間で形見分けの相談を丁寧に行うことがトラブル防止に繋がります。

まずはカレンダーを広げ、法要の節目や引っ越しの期限などを基準にして、心身に負担のかからないゆとりを持ったスケジュールを書き出してみましょう。

心の準備が整わないまま無理に進めると挫折の原因になるため、まずは「思い出を振り返る時間」を大切にするという意識を持つことが第一歩となります。

【ステップ2】「残すもの」と「手放すもの」の基準作り

仕分けの際は「使う」「手放す」「迷う」の3つのカテゴリーに分類し、判断に迷うものは専用のボックスに入れて一度寝かせることで、後悔のない選択ができます。

まずは現金や通帳、権利証といった「貴重品」の捜索を最優先に行い、それ以外の生活用品は「1年以上使っていないか」を一つの基準にすると判断がスムーズです。

思い出の品は最後に回し、まずは賞味期限切れの食品や明らかなゴミなど、感情を挟まずに処分できるものから着手して「捨てるリズム」を作ることが大切！

自分一人で抱え込まず、家族やプロの意見も取り入れながら客観的な視点で整理を進めることが、効率よく作業を完了させるための近道となります。

【ステップ3】小さなスペースから手を付ける

片付けを途中で挫折させない最大の秘訣は、いきなりリビングなどの広い場所から始めず、引き出し一つや玄関といった「狭い場所」から着手することです。

短時間で「綺麗になった」という目に見える成果を積み重ねることで、整理に対する苦手意識が薄れ、次の場所へ向かうモチベーションが自然と湧いてきます！

最初から完璧を目指して部屋全体をひっくり返してしまうと、収拾がつかなくなり精神的な疲労を招くため、まずは「今日はこの一角だけ」と範囲を限定しましょう。

小さな成功体験を繰り返しながら徐々に作業範囲を広げていく進め方は、体力や集中力を維持しやすく、結果として家全体の整理を確実に完遂させる近道となります。

【ステップ4】不用品の適切な処分方法を選ぶ

仕分け終えた不用品は、単に捨てるだけでなく「買取」「寄付」「処分」の3つのルートを賢く使い分けることで、費用を抑えつつ気持ちよく手放せます。

貴金属や家電など価値のあるものはリサイクルショップや専門買取店へ出し、まだ使える家具などは必要としている人や支援団体へ譲ってみてもいいでしょう！

自分では運べない大型家具や大量のゴミは、自治体のルールに従って出すか、手間を省いて一括で片付けたい場合は不用品回収業者に依頼してみるのもアリです。

「ゴミとして捨てる」以外の選択肢を持つことは、環境への配慮だけでなく、大切な品々を次へ繋げるという心の安らぎにもなります！

【ステップ5】プロの力を借りるタイミングを見極める

自力での整理は想像以上に心身や体力を消耗させるため、数日かけても目処が立たない場合や、大型家具が多く怪我のリスクがある時は、プロの手を借りるべきタイミングです。

専門業者であれば、重い荷物の搬出から適切な処分、さらには遺品整理士による供養のアドバイスまで一貫して任せられるため、精神的な負担も大幅に軽減されます。

「自分でやらなければ」というプレッシャーで期限に間に合わなくなる前に、まずは無料見積もりを活用して、費用と時間のバランスを客観的に判断することが大切です。

プロの効率的な作業を賢く取り入れることは、決して甘えではなく、大切な思い出を丁寧に扱いながら住まいを早期に再生させるための最善の選択と言えます。

まとめ

遺品整理・生前整理は、単なる「物の片付け」ではなく、これまでの人生を振り返り、これからの未来を整えるためのお片付けです。

まずは小さなスペースから着手し、無理のないペースで進めながら、自分一人では難しいと感じた時には迷わず信頼できるプロの力を借りてください。

正しいステップを踏むことで、心身の負担を最小限に抑えながら、大切な思い出を丁寧に整理し、住まいも心もすっきりと晴れやかな状態へと導けます。

この記事で紹介した5つのステップを参考に、まずは今日できる一歩から始めて、あなたとご家族にとって最適な「心地よい暮らし」を手に入れましょう。

高島 和希

株式会社みらいネットワーク 代表取締役

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三島在住20年以上の地元大好きな人。
不用品回収や遺品整理をメインに行う、便利屋さんのような会社を運営しています。
地域密着だからこそわかる、静岡県のいろいろな情報を配信していきますので、良かったら仲良くしてください。